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第66回全国国保地域医療学会の開催にあたって
愛媛県国民健康保険団体連合会 理事長
田中 浩介
(愛媛県:松前町長)
このたび、第66回全国国保地域医療学会を愛媛県で開催するにあたり、一言ごあいさつ申し上げます。
日頃より、国民健康保険事業の安定的な運営、そして地域住民の医療の確保並びに健康保持・増進のためにご尽力をいただいております医療、介護、福祉関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。
さて、我が国は、急速な少子高齢化の進展により、医療・介護・福祉の在り方が大きく問われる時代を迎えています。その中で、住み慣れた地域で最期まで安心して暮らし続けることができる「地域包括医療・ケアシステム」は、医療人材の確保、財政運営の厳しさなど課題は山積していますが、持続可能な体制としなくてはなりません。
本学会のメインテーマは「媛(ひめ)が取り持つ未来の地域包括医療・ケア」サブテーマを「石鎚を望む伊予の国から四国、そして全国へ」としています。愛媛県は全国的に高齢化率が高い地域が多く、地域包括医療・ケアシステムの重要性が増していることから、四国八十八ヶ所参りのお遍路さんをもてなす「お接待」の文化と助け合い精神が宿る伊予から四国、そして全国に向けて、未来の地域包括医療・ケアを発信するという思いを込めています。
ここ愛媛県は、四国の北西部に在り、瀬戸内海と宇和海に面し、西日本最高峰の石鎚山を有するなど、自然豊かで温暖な気候と歴史が調和する魅力的な地域であり、柑橘類の生産量はトップクラスを誇ります。
さらに、海面養殖全国1位の水産王国でもあり、特に「真鯛」や「ブリ」は身が引き締まり脂のりも抜群なため、全国自慢のブランド魚です。また、柔らかな肌触りで知られる「今治タオル」、白磁に藍色の染付が美しい「砥部焼」はお土産に最適です。
本学会会場の愛媛県県民文化会館は、四国最大の人口を擁する松山市にあり、近くには、現存十二天守の一つである松山城がそびえ、夏目漱石の「坊ちゃん」でおなじみの、開湯三千年の歴史を誇る道後温泉があります。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島々を臨む美しい風景の広がる「しまなみ海道」では、世界のサイクリストが集う「サイクリングしまなみ」や、2027年には日本で初めて開催される「Velo-city」など、サイクリストの聖地としても有名です。
参加者の皆さま、学会の後はシルバーウイークになりますので、この機会に愛媛県の魅力を満喫し、心に残るひとときをお過ごしください。
結びに、本学会の開催にあたり多大なるお力添えをいただいております関係者の皆様に深く感謝を申し上げますとともに、実り多き有意義な学会となりますことを祈念いたしましてあいさつとさせていただきます。
皆様の参加を心より歓迎いたします。